ローマ字入力の練習方法
パソコンで日本語を打つときは、多くの人が「ローマ字入力」を使います。かな1文字を、アルファベットの子音と母音の組み合わせで打つ方法です。基本の「か=ka」「さ=sa」はすぐに覚えられても、「ん」「っ」「ゃ」のような文字で手が止まる人は少なくありません。このページでは、つまずきやすい文字の打ち方と、「ふみふみたいぴんぐ」で日本語の問題を練習する方法を説明します。
練習の前に:日本語入力をオフにする
「ふみふみたいぴんぐ」の日本語の問題は、打ったアルファベットをそのまま判定して、かなに置き換えていきます。そのため、パソコンの日本語入力(IME)はオフにして、半角英数の状態で打ちます。日本語入力がオンのまま打つと、画面に注意のメッセージが表示されます。日本語の問題は「JISキーボード-ローマ字入力」コースの、キー位置のランクを終えたあとの「招き猫デビュー」から出題されます。
打ち方は1通りではない
ローマ字入力では、同じかなを何通りかの打ち方で入力できます。たとえば「し」は shi・si・ci、「ち」は chi・ti、「つ」は tsu・tu、「ふ」は fu・hu、「じ」は ji・zi のどれでも打てます。このアプリは、パソコンの日本語入力で通用する打ち方を基本的にすべて正解として受け付けます。
画面には推奨の打ち方(ヘボン式寄りの shi・chi・tsu・fu・ji など)がお手本として表示されますが、si で打ち始めれば、それ以降のお手本も si に切り替わります。大切なのは、どれか1つを自分の打ち方として決めて、いつも同じ打ち方をすることです。同じ指の流れを繰り返すことで、かな1文字を「ひとまとまりの動き」として打てるようになります。
「ん」の打ち方
「ん」は n で打ちますが、次に来る文字によって n を1回でよいか2回必要かが変わります。迷ったときは「次が母音(a・i・u・e・o)か、や行(y で始まる音)なら nn」と覚えておくと確実です。
- 次が子音で始まる文字なら、n 1回でかまいません。「ほんだな」は hondana、「さんぽ」は sanpo と打てます。
- 次が母音か、や行で始まる文字なら、nn(または n' や xn)が必要です。n のあとに a を打つと「な」と区別できないためです。「げんいん」は genin(これだと「げにん」になる)ではなく gennin や gen'in、「こんや」は konnya と打ちます。
- 次が な行(n で始まる音)なら、その音自身の n が2つ目の n の役割をします。「こんにちは」は、n を2つ続けるだけの konnichiha で打てます(「ん」を nn で打って konnnichiha としても正解です)。
- 文の最後の「ん」は、n 1回でも nn でもかまいません。
「っ」(小さい「つ」)の打ち方
促音の「っ」は、次の文字の最初の子音を2回重ねて打つのが基本です。「きって」は kitte、「ざっし」は zasshi(または zassi)、「まっちゃ」は maccha や matcha(または mattya)と打てます。「ち」の前の「っ」は、c を重ねる cchi のほか、t を足した tchi でも打てます。
次の文字が母音で始まる場合や、文の最後にある場合のように子音を重ねられないときは、「っ」だけを単独で打ちます。単独の打ち方は xtu・ltu・xtsu・ltsu の4つです。子音を重ねられる場面でも、この単独の打ち方を使ってかまいません。
「ゃ」「ゅ」「ょ」(拗音)の打ち方
「きゃ」「しゅ」「ちょ」のような拗音は、い段の文字と小さい「ゃゅょ」を組み合わせた音です。まとめて打つ方法と、2文字に分けて打つ方法があります。
- まとめて打つ:「きゃ」は kya、「ぎゅ」は gyu、「にょ」は nyo のように、子音のあとに y を入れます。「しゃ」は sha か sya、「ちゃ」は cha・tya・cya、「じゃ」は ja・zya・jya のどれでも打てます。
- 分けて打つ:小さい「ゃゅょ」は、単独なら xya・xyu・xyo(または lya・lyu・lyo)で打てます。「きゃ」を ki + xya で kixya と打つこともできます。
小さい「ぁぃぅぇぉ」も、単独なら xa・xi・xu・xe・xo(または la・li・lu・le・lo)で打てます。外来語によく出る「ふぁ」は fa、「てぃ」は thi、「でぃ」は dhi、「うぃ」は wi、「しぇ」は she のように、まとめて打つ打ち方もあります。
カタカナ・長音・句読点
このアプリでは、カタカナの部分は Shift キーを押しながら(大文字で)打つ決まりにしています。お手本でも、カタカナの部分は大文字で表示されます。たとえば「アイス」は AISU と打ちます。カタカナの途中で Shift キーを離すと、その文字から先が打ち間違いの扱いになるので、カタカナの最後の文字まで押し続けてください。
長音の「ー」はマイナスのキー(-)で打ちます。読点「、」はカンマ(,)、句点「。」はピリオド(.)、かぎかっこ「」は [ と ]、中黒「・」はスラッシュ(/)のキーで打ちます。これらの記号を使う問題も、招き猫のランクに含まれています。
「ふみふみたいぴんぐ」での練習の進め方
- まずはキー位置のランク(みぎ肉球・ひだり肉球・ふみふみ)で、アルファベットのキーの位置を覚えます。ローマ字入力は母音のキー(a・i・u・e・o)を頻繁に使うので、ここでホームポジションからの距離感を身につけておくと、日本語の練習がぐっと楽になります。
- 数字・記号のランクを経て、「招き猫デビュー」に進みます。「ねこ」「こんにちは」のような短い言葉から始まり、短い文まで打ちます。
- 「招き猫・免許皆伝」では、「ん」「っ」や句読点を含む、より長い文を打ちます。そのあとは、猫の物語を章ごとに打つ長文のランクが続きます。
打ち終えた部分は、お手本のローマ字が実際のかなに変わっていくので、どこまで正しく打てたかが一目で分かります。打ち間違えると、間違いを Backspace で消すまで先へ進めないので、「ん」や「っ」のどこで手が止まったのかを確かめながら練習できます。
つまずいたときのコツ
同じ文字で何度も間違えるときは、その文字の打ち方を1つに決め直すのが効果的です。「ん」で迷うなら、母音や や行 の前では必ず nn と打つ、と決めてしまえば迷いがなくなります。「っ」も、子音を重ねる打ち方に慣れるまでは、ゆっくり正確に打つことを優先してください。合格した問題は練習モードで何度でも打ち直せるので、苦手な文字を含む問題を選んで繰り返すのもおすすめです。打ち方の決まりは遊び方にもまとめています。